読書記録#25『ナンバーセンス』
はじめに
こんにちは、霧谷 海兎です!皆さん数字は得意でしょうか?僕はそこまででもないです!もともと数字は苦手ではないですが、数学は苦手でした。気づいたら統計学やっていました。おかしいな。
今回はそんな統計のお話です。
基本情報と評価
タイトル『ナンバーセンス-ビッグデータの嘘を見抜く「統計リテラシー」の身につけ方』
著者:カイザー・ファング
訳者:矢羽野薫
<概要>ビッグデータの時代における統計リテラシーについて説いた本。大学ランキングでの統計手法に付け込んだごまかしや、クーポン・ダイエットなどについて幅広く扱っている。
<個人的評価>☆3.2(5段階)
本の内容と感想
本書は以下の8章で構成される。
2.違う統計を使えばあなたの体重は減るだろうか?
3.客が入りすぎて倒産するレストランはあるか?
4.クーポンのパーソナライズは店舗や消費者の役に立つか?
5.なぜマーケターは矛盾したメッセージを送るのか?
6.失業率の増減をあなたが実感できないのはなぜか?
7.誰がどうやって物価の変動を見極めているのか?
8.コーチとGMどちらが勝敗のカギを握るか?
本書において、「問題のあるデータやアナリストを見た時に気付くことができる統計リテラシー」をナンバーセンスと言っている。これは以前『「原因と結果」の経済学』を勧めた時に私も言っていたことだ。情報が大量にあるため「それらしい」分析をすることは簡単だが、本当にそこに因果が見いだせるかどうかはきちんと多面的に評価しなければならない。出された数字や表だけを見て鵜呑みにするだけでは、おそらく騙されたり搾取される側に回ることになってしまうだろう。
私自身まだまだ数字やデータに明るいという自負もないので、できるところから地道に身につけていきたい。
おわりに
今回は統計リテラシーについての本でした。今回の本が特別難しいわけではないですが、統計触ったことない人向けなのはやはり『「原因と結果」の経済学』ですかね。僕はあまり理論的な部分をじっくり学ぶのは得意じゃないのですが、理論に対する理解があやふやだと実践においてもブレかねないので、やはりしっかり学習しなきゃなと思っている次第です。それでは、今回はこの辺で。また次回!