霧谷 海兎のキリトリセン

お金や投資を中心に、さまざまなことについての知識・経験・思考を共有していきます。

読書記録#23『なぜ、日本人は考えずにモノを買いたいのか』

はじめに

こんにちは、霧谷 海兎です。人々の消費傾向は時代とともに変化していきます。たとえば霧谷はあまり高価なものを買うことにそこまで興味はないです。ブランドとかはあんまりです。一方で、経験とか機能は重視したいです。最近一番気になっているのは寝具です。新生活の始まるタイミングで自分に合う良いものを買おうかなと思っている次第です。

 

今回は日本人の消費についての本です。

基本情報と評価

タイトル『なぜ、日本人は考えずにモノを買いたいのか?-1万人の時系列データでわかる日本の消費者-』

著者:野村総合研究所

 


<概要>野村総合研究所が日本の消費者データを分析してまとめた本。年代や既婚or未婚、キャリアへの志向などから消費に対する意識の違いについて分析している。

 

<個人的評価>☆3.9(5段階)

本の内容と感想

本書は以下の3章で構成される。

 

1.日本人がいま欲しいもの、欲しくないもの

2.キーパーソンとなる消費者プロファイル

3.「考えずに買いたい」人たちがモノを欲しくなる戦略

 

情報があふれているため、自分に合ったサービスを数少なく勧めてくれることを求める消費者が増えている。そのなかでも、本の選書サービス(1万円で好みに合わせて選書して送ってくれる)や日本酒のオススメサービス(好みから数種類の日本酒を送ってくれる)などが本書の中で紹介されている。

 

また、冒頭で私が述べたように物質的なものへの消費よりも経験への消費を好む傾向や、モノを保有したいという人の減少から中古やレンタルを利用する人が増えている。本書のなかでは紹介されていないがAirbnbなどはその典型であろう。しかし、新型ウイルスが流行する中で、シェアリングエコノミーがどうなっていくかは今後注視していきたい。

 

かなり多くの図表を使いながら説明しており、非常にわかりやすい。一方で、そこまで驚きのあるデータや主張がないのが残念であった。

おわりに

今回は消費についての本でした!マーケティングなどに興味がある人は世の中の、そうでない人も自分の消費傾向について考えたりしてみるのも面白いかもしれませんね。それではまた次回!

プライバシーポリシー