読書記録#16『はじめて地理学』
はじめに
こんにちは、霧谷 海兎です。今回は普段読まない本を読んでみる回です。僕、地理ってちゃんと勉強したことないんですよね。中学生までは学校の勉強はあんまりせず、高校に至っては社会で地理を選択していなかったので少しも触れていません。
そんなこんなで地理には少し苦手意識があります。自分から触れることがあまりありません。
とはいえ食わず嫌いも良くないので、今回やさしめの本をチョイスして読んでみることにしました。
基本情報と評価
タイトル『はじめて地理学』
著者:富田啓介
<概要>地理学の専門家である著者が、自然地理学の基礎知識についてわかりやすく解説した本。
個人的評価☆3.5(5段階)
本の内容と感想
本書は以下の3章で構成される。
1.地理学への招待
2.旅先の景色を読み解く
3.地理学から今を見る
学校での社会科目におけるいわゆる「地理」は、地理学のごく一部でしかない。そして、地理学では
(1)地図学や測量学、地理情報科学などの地球表面の情報の整理方法
(2)それぞれの地域を総合的に取り上げ、地域の全体像を明らかにする地誌学
(3)地球表面に分布する物事の分布と原因を系統地理学
の3つの課題を扱うことを本書の冒頭で述べている。そして、主に自然地理学をテーマに気候や地形などについて説明している。
本書を読み進めるうちに、少し地理というものに歩み寄れたような気がした。人間である以上、土地や気候とは無関係では生きられない。自分たちがどういうところに住んでいて、そこでは何が起きているのかをもっと知って良ければよい思うことができた。
おわりに
自然が作り上げた景色を見て感動することは良くあります。それは、噴火などの内的営力や雨風や太陽光などの外的営力によって偶然生じたものです。このあたりの不思議を突き詰めていくと、今度は地球の始まりを含む宇宙が気になってくるところですね。地理学に関してもまだまだ学ぶことはありますが、いつか宇宙についても少し学んでみたいです。それではまた次回!