読書記録#22『図解チェス入門』
はじめに
こんにちは、霧谷 海兎です。今日は一日椅子に座りっぱなしだったので節々が痛いです。将棋とかって正座でずっと指しますけど、僕には絶対無理だなぁとか思っています。
今回はそんな将棋と並べて語られることの多いチェスについての本です。
基本情報と評価
タイトル『図解チェス入門』
著者:渡辺暁
<概要>チェスの元日本チャンピョンの著者が、チェスについて、駒の並べ方や動かし方といった基礎の基礎から説明した本。
<個人的評価>☆3.0(5段階)
本の内容と感想
本書は以下の5章で構成される。
1.チェスの基本を知る
2.駒の動かし方
3.終盤戦の戦い方
4.序盤戦の進め方
5.古典の名局とエンドゲーム・スタディ
決して悪くないが、3章からずっと定石や局面について淡々と解説しているのでやや単調な印象を受ける。
少し真面目にチェスについて勉強したい初学者には良いかもしれないが、そんなにチェスに興味がない層には適していないかもしれない。
おわりに
今回はチェスについての本でした。最近興味のない分野の本も少しずつ読んでいますが、やはり全部が全部当たりというわけにはいきませんね。しかしたまに面白い本に出会えるからこそ読書は楽しいのかもしれません。それでは、また次回!
読書記録#21『日本版カジノのすべて』
はじめに
こんにちは、霧谷 海兎です。ツイッターとか見てると分かると思いますが、ここ半年ぐらいポーカーにハマっております。
日本は例外を除き賭博が禁じられているため、合法的なカジノは現在ありません。しかし、皆さんも聞いたことがあると思いますが、カジノを含む統合型リゾートを日本に作る動きがあります。
今回はそんな日本におけるカジノについての本です!
基本情報と評価
タイトル『日本版カジノのすべて-しくみ、経済効果からビジネス、統合型リゾートまで-』
著者:木曽崇
<概要>著者は、ネバダ大学ラスベガス校ホテル経営学部を首席で卒業し、日本国内で数少ないカジノ専門家として活躍している。そんな著者が、日本でのカジノについて、良い点悪い点を交えながら説明している本。
<個人的評価>☆4.0(5段階)
本の内容と感想
本書は以下の6章で構成される。
1.なぜ、いまカジノなのか
2.カジノができるとこうなる!
3.カジノ解禁で「ヒト・モノ・カネ」が動く!
4.カジノ実現化の「課題」と「功罪」
5.世界の中のカジノ
6.「日本版カジノ」をシミュレーションする
ただカジノの良い点を述べるような本ではなく、そのメリットデメリット両面から説明がなされている。現在行われている国内ギャンブルについても言及されている。
「カジノやギャンブルってなんとなく危なそう」というイメージを持っている方は一度この本を手に取ってみても良いかもしれない。
個人的には統合型リゾートが日本にできるのを楽しみにしている。
おわりに
今日はカジノについての本でした!今は世の中がこんな状況ですが、落ち着いたら
有給使って海外のカジノとか行ってみたいとここ半年ずっと言っています。皆さんも日本にカジノができた時に楽しめるよう、ポーカー始めませんか?(笑)
それでは、今日はこのへんで。また次回!
読書記録#20『タヌキ学入門』
はじめに
こんにちは、霧谷 海兎です!今回は普段読まないような本を読むシリーズの3冊目です。(1冊目はメイドと執事の本、2冊目は地理学の本です。まだご覧でない方で気になる方は以前の記事を参考にしてください)
霧谷はそこそこの田舎出身です。自転車で30分ほど行くと、新幹線の通る駅がありますが、家の周りは見渡す限り田んぼしかありません。イノシシやタヌキを見かけることもしばしばです。しかし、今日図書館に行っていて「意外とタヌキについて知らないな」ということに気づいてしまいました(気づいちゃった!)
今回はそんなわけで、タヌキについて知るために本を読んでみました。めちゃめちゃ面白かったです。
基本情報と評価
タイトル『タヌキ学入門』
著者:高槻成紀
<概要>タヌキの生態や、人間から見たイメージについてまとめた本。他の動物との違いや、童話に語られるイメージ、食べるものや身体の構造など幅広く説明されている。
<個人的評価>☆4.2(5段階)
本の内容と感想
本書は以下の6章+αで構成される。
序章.そのイメージはどこから来るのか?
1.タヌキの基礎知識
2.タヌキのイメージを考える
3.タヌキの生態学
タヌキのQ&A
4.東日本大震災とタヌキ
5.タヌキと私たち
本書の冒頭でも書かれていることだが、タヌキについて知らないと答える人はいないが、一方で詳しく説明できる人はあまりいない。
そんな日本人にとって何かと身近なイメージを抱かれがちだが、よくは知られていないタヌキを詳しく知るうえで良い1冊だった。
おわりに
今回はタヌキについての本でした!日常過ごしてて「よーし、タヌキの本を読もう!」とはあまりならないですが、「普段読まない本を読もうかな~」と思って探してみると、意外とこういう本に出会えたりします。今のところ、普段読まないような本を読む企画は成功していますし、満足です。次はどんな変わった本に出会えるか楽しみです。それでは、また次回!
読書記録#19『「会社四季報」最強のウラ読み術』
はじめに
こんにちは、霧谷 海兎です!皆さんは会社四季報ってご存じですか?某証券会社では飛んできたりするらしいですね。こわっ。
当然ですが、四季報には鈍器として以外の使い方もあります(当たり前)
投資判断に役立てることができる四季報ですが、ページ数が膨大なので、どう読んだら良いのか分からないこともあります。今回の本はそんな四季報をどう読むかについて述べた本です。
基本情報と評価
タイトル『「会社四季報」最強のウラ読み術』
著者:渡部清二
<個人的評価>☆3.0(5段階)
本の内容と感想
本書は以下の5章で構成される。
1.「会社四季報」は、世界でも類を見ない独自視点から生まれた
2.「会社四季報」を読み始める前に知っておきたい裏ワザ
3.5つのブロックだけを見る、「会社四季報」ウラ読み術
4.「会社四季報」で過去から今を学ぶ、今から未来の仮説を立てる
5.投資家として企業の人格を知る
四季報とは何かという話から、どこに注目するか、どう生かすかについて説明されている。ただ、特に新しい発見や驚きはなかった。
四季報の通読に関して言えば、kenmoさんのこの動画がとても参考になる。
タイトルは俗っぽいが非常に良い。
おわりに
今回は四季報についての本を読んでみました。四季報を読み切るのは大変ですが、上手く取り入れていきたいですね。それではまた次回!
読書記録#18『世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた』
はじめに
こんにちは、霧谷 海兎です。前買った岩波文庫の名言集に「あらゆる良書の寄せ集めはクソだ」みたいな旨の名言があって、エッジが効いてるなあと感じた思い出があります。要約を読んで分かったような気になるのはいただけないですが、とはいえ本書に書いてあるような50冊を全て読むのは難しい話です。僕の読書記録は、アウトプットが目的ですが、同時に皆さんが本を選ぶ際の参考になれば幸いです。
そんなわけで、今回もまとめていきましょう!
基本情報と評価
タイトル『世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた』
著者:永井孝尚
<概要>企業の戦略や、組織についてなどを扱った名著50冊を要約した本。
<個人的評価>☆3.5(5段階)
本の内容と感想
本書は以下の6章で構成される。
1.「戦略」
2.「顧客」とイノベーション
3.「起業」と「新規事業」
4.「マーケティング」
5.「リーダーシップ」と「組織」
6.「人」
私が日ごろから推している『良い戦略 悪い戦略』も紹介されていた。他にも『イノベーションのジレンマ』や『ビジョナリー・カンパニー』など、よく聞くタイトルが多かった。
『ティール組織」や『巨象も踊る』など、特に気になった数冊は今後読んでみたい。
おわりに
こういった本を読んで面白いのは、次に読みたいと思える本が見つかっていくことですね。戦略論や心理、組織についての話はすごく興味があるので、今後もどんどん読んでいきたいです。それではまた次回!
読書記録#17『コンサルタントの「お仕事」と「正体」がよ~くわかる本』【第2版】
はじめに
こんにちは、霧谷 海兎です。霧谷は来年度からコンサルティングファームで働くのですが、この間図書館でコンサルタントについての本を見かけました。中を見てびっくり。こんなことが書いてあります↓
曰く、「読書は仕事に必須なもので趣味とは言えない。趣味とはもっと高尚なもの」だそうです。ちなみに、筆者の勤める船井総研では、趣味の欄に「読書」と書くと落とされるそうです。ぴええ。
逆に中身が気になったので、読んでみました。
基本情報と評価
タイトル『コンサルタントの「お仕事」と「正体」がよ~くわかる本』
著者:岩崎剛幸
<概要>船井総研の上席コンサルタントである著者が、コンサルタントについてまとめた本。
<個人的評価>☆0.0(5段階)
本の内容と感想
本書は以下の8章で構成される。
1.コンサルタントとは何か
2.コンサルティング業界とは何か
3.コンサルティング業界への就職
4.コンサルタントという生き方
5.プロフェッショナルコンサルタント
6.プロフェッショナルへの道
7.コンサルタントに必要なもの
8.コンサルタントのトリセツ
この本を読んでもコンサルタントやコンサルティング業界のことは分からない。分かるのは、船井総研という会社について少しと著者の根性論だけ。
言ってることは分からないでもない部分もところどころあるのだが、そうでもない部分が酷過ぎて多少の共感はふっとんでしまう。
本書のなかでは、コンサルティングファームを5つに分類しているが、外資系戦略コンサルというくくりの中に、PwCやアクセンチュアが入っている。外資系についてはほぼイメージで語っている感じも否めない。
おわりに
熱がある時に見る悪夢みたいな本でした。それではまた次回!
読書記録#16『はじめて地理学』
はじめに
こんにちは、霧谷 海兎です。今回は普段読まない本を読んでみる回です。僕、地理ってちゃんと勉強したことないんですよね。中学生までは学校の勉強はあんまりせず、高校に至っては社会で地理を選択していなかったので少しも触れていません。
そんなこんなで地理には少し苦手意識があります。自分から触れることがあまりありません。
とはいえ食わず嫌いも良くないので、今回やさしめの本をチョイスして読んでみることにしました。
基本情報と評価
タイトル『はじめて地理学』
著者:富田啓介
<概要>地理学の専門家である著者が、自然地理学の基礎知識についてわかりやすく解説した本。
個人的評価☆3.5(5段階)
本の内容と感想
本書は以下の3章で構成される。
1.地理学への招待
2.旅先の景色を読み解く
3.地理学から今を見る
学校での社会科目におけるいわゆる「地理」は、地理学のごく一部でしかない。そして、地理学では
(1)地図学や測量学、地理情報科学などの地球表面の情報の整理方法
(2)それぞれの地域を総合的に取り上げ、地域の全体像を明らかにする地誌学
(3)地球表面に分布する物事の分布と原因を系統地理学
の3つの課題を扱うことを本書の冒頭で述べている。そして、主に自然地理学をテーマに気候や地形などについて説明している。
本書を読み進めるうちに、少し地理というものに歩み寄れたような気がした。人間である以上、土地や気候とは無関係では生きられない。自分たちがどういうところに住んでいて、そこでは何が起きているのかをもっと知って良ければよい思うことができた。
おわりに
自然が作り上げた景色を見て感動することは良くあります。それは、噴火などの内的営力や雨風や太陽光などの外的営力によって偶然生じたものです。このあたりの不思議を突き詰めていくと、今度は地球の始まりを含む宇宙が気になってくるところですね。地理学に関してもまだまだ学ぶことはありますが、いつか宇宙についても少し学んでみたいです。それではまた次回!