霧谷 海兎のキリトリセン

お金や投資を中心に、さまざまなことについての知識・経験・思考を共有していきます。

読書記録#4『Think smart』

はじめに

こんにちは、霧谷 海兎です。皆さん、心理学って好きですか?霧谷はめちゃくちゃ好きで、大学でも意思決定論や経営心理の授業をとったりしていました。今回紹介する『Think smart-間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法-』では、我々が普段陥りがちなバイアスや非合理な思考について書かれています。ハッとなること間違いなしです。

基本情報

タイトル『Think smart-間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法-』

著者:ロルフ・ドベリ

訳者:安原実津

 

 

<概要>52個のバイアス、誤った思考について述べた本。具体例や、解決策について説明されている。

個人的評価☆4.5(5段階評価)

本の内容と感想

本書は52章で構成されるが、章タイトルまで入れると膨大な文字数になるので、扱われる52個の効果についてだけ列挙する。

 

1.先延ばし

2.カチッサー効果

3.決断疲れ

4.注意の錯覚

5.NIH症候群

6.努力の正当化

7.初頭効果と親近効果

8.モチベーションのクラウディング・アウト

9.ブラック・スワン

10.デフォルト効果

11.偽の合意形成

12.社会的比較バイアス

13.内集団・外集団バイアス

14.計画錯誤

15.戦略的ごまかし

16.ゼイガルニク効果

17.認知反射

18.感情ヒューリスティック

19.内観の錯覚

20.選択肢の見過ごし

21.瀉血効果

22.ウィル・ロジャース現象

23.少数の法則

24.治療意図の錯誤

25.平均値の問題点

26.ハウスマネー効果

27.心の理論

28.最新性愛性

29.突出効果

30.フォアラー効果

31.クラスター錯覚

32.ローゼンタール効果

33.伝播バイアス

34.歴史の改ざん

35.無駄話をする傾向

36.ねたみ

37.チェリー・ピッキング

38.スリーパー効果

39.職業による視点の偏り

40.スキルの錯覚

41.領域依存性

42.ボランティアの浅はかな考え

43.曖昧さ回避

44.情報バイアス

45.ニュースの錯覚

46.起死回生の誤謬

47.考えすぎの危険

48.特徴肯定効果

49.単一原因の誤謬

50.後悔への恐怖

51.退路を断つことの効果

52.知識のもうひとつの側面

 

心理学が好きな人にはぜひおすすめしたい本である。私自身知っているテーマもいくつかあったがそれでも楽しみながら読めた。自分の生活のタメにもなるはずだとも思っている(これは心理的バイアスじゃなくて欲しい)☆5でも良かったが、「それは著者の意見に過ぎない」「そう結論づけるのは早計では?」というところがいくつかあったので、少し点数を下げた。それでも、ビジネス本アレルギーの人(たまにいる)以外は、一読の価値があると考える。

おわりに

章タイトルを書くときにちょっと楽したのに、気付いたら結構な文字数になってました。つらい。。。今回は『Think smart』について扱いましたが、同じ著者の本に『Think clearly』や『Think right』があります。実は『Think clearly』は購入して読んだのですが、イマイチでした。『Think right』は読んでないので機会があれば読んでみます。

 

それでは、また次回お会いしましょう!

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