読書記録#1『数学文章作法 基礎編』
はじめに
こんにちは、霧谷 海兎です。本日より読書記録をつけていくことにしました。自分自身のアウトプットを兼ねていますが、本の内容を軽く知りたいという方に役立てばと思います。
基本情報と評価
タイトル『数学文章作法 基礎編』
著者:結城 浩
<概要>正確で読みやすい文章の書き方について述べた本。主に数式まじりの文章を扱っているが、文章を書く人すべてに役立つ。
個人的評価☆3.8(5段階)
本の内容と感想
本書で何度も強調されているのが「読者のことを考える」ということである。文章というものは、読まれるために書かれるものである。読者の知識・意欲・目的を無視した独りよがりの文章はあまり意味がない。本書は「この読者のことを考える」ことを常に意識しつつ、具体的な文章の作法・構成などについて例を挙げつつ説明している。
章は以下の8つからなる。
1.読者
2.基本
3.順序と段落
4.数式と命題
5.例
6.問いと答え
7.目次と索引
8.たったひとつの伝えたいこと
具体的な説明をする際に、よくない例・よい例を対比させながら説明されているのが理解しやすかった。加えて、「なぜそうすべきか」についての理由がきちんと述べられていたのも非常に良かった。
おわりに
文章を書く人なら一読の価値があると思います。基礎編だけでなく、推敲編というのも既に発売されているようなので、それもまた今度読んでみます。それでは!