霧谷 海兎のキリトリセン

お金や投資を中心に、さまざまなことについての知識・経験・思考を共有していきます。

株式投資におけるバイ&ホールドの優位性①

こんにちは、霧谷 海兎です。ここ最近時間に余裕があるので、以前よりもザラ場中に相場を監視する時間が増えました。そうするとめちゃくちゃ目が疲れるので、11:30-12:30ぐらいの時間には公園に行って緑と触れ合ってます。昨日公園に行くと、2歳ぐらいの子ども達が遊んでたのでニコニコしながら見てました。親御さんからすると僕は平日昼間に公園にいる不審者だったかもしれません。

 

今回はバイ&ホールドの優位性に関して話していきたいと思います。

バイ&ホールドってなに?

投資に触れたことのない方、また投資を始めてすぐで用語になじみがない方のために説明します。バイ&ホールドとは、読んで字のごとく株を買って長期的に持つ投資手法です。数か月、数年単位にわたり保有するので必然長期投資になります。反対の投資手法として短期売買がありますが、短期売買の名称は投資期間によって分かれます。

 

スキャルピング......数秒から数分単位のスパンで売買を行う。頭皮を剥ぐように薄い利益を積み重ねていくことからこう呼ばれる。株式よりもFXで行われることが多いイメージ。

デイトレード......翌日に持ち越さず、1日の間で売り買いすること。スキャルピングよりはスパンが長い。

スイングトレード......数日から数週間のスパンでトレードを行うこと。

 

これ以上の期間にわたると長期投資に分類されます。

 

手数料でのメリット

バイ&ホールドでは、売り買いが頻繁に行われないため、手数料がかさまないというメリットがあります。例えば、約定価格の1%が手数料だとします。1年間保有し続けて売った場合、手数料は約2%になります(上昇、下落により%はブレる)一方で、短期売買で例えば1年間で100回ずつ売りと買いを繰り返したとしましょう。この場合、なんと手数料は200%にもなります。つまり、100万円で株を売り買いして、手数料がかかるごとに補充していくとします。株価の変動での損益がプラマイゼロでも、証券会社に200万円!払うことになるのです。

 

対面証券だとこれは大げさでもなんでもない話です。例えば、僕の祖母がある米株を買った時、スプレッド(為替交換の際のレートによる手数料)は50銭、買い付け手数料は1.9%でした。売りの時も同じ手数料率らしいので、ざっくり計算して1往復で4%弱の手数料がとられることになります。25往復で元本分が手数料で持っていかれると考えると恐ろしすぎる......日本株は流石にもう少し安いだろうなあと思って調べたが、100万未満だと1%は超えていました。

 

とはいえこれは対面証券のお話。ネット証券かつ日本株を購入する場合、一定額までは手数料無料のことが多いです。例えば、SBI証券だと1日100万円まで無料。僕が20歳の時に投資を始めた時は、大手ネット証券は1日10万円まで無料でした。手数料引き下げの流れは続いており、今後も当分この流れは続きそうですね。

 

ネット証券は手数料が安いため、一般的な資金の少ない個人投資家にとって、バイ&ホールドのメリットは手数料というよりも次回挙げるものになるのではないでしょうか。

 

次回はバイ&ホールドの優位性②で、2つ目のメリットについて挙げていきたいと思います。金銭的に主なメリットは、今回の手数料の話と次回に挙げるものです。しかし、バイ&ホールドには他にもメリットがあります。その他のメリットはまた別立てでお話しようと思いますので。3回のシリーズになります。しばしお付き合いください!

 

それでは!

 

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