米国株と日本株
はじめに
こんにちは、霧谷 海兎です。今日は四季報の発売日ですね。この記事を書き終わったら買いに行こうかと思います(メタ発言)
今日は米国株と日本株のお話です。どちらかと言うと、基本的な内容になるのですが、良ければご覧ください。
以前、安倍首相が辞任を発表した時にドル円が下がっているのを見て「円の価値が下がってる!」というツイートをしている投資アカウントを見かけました。基本的なことを疎かにして、発展的な内容は扱えないと思いますので、しっかりと知識の土台は固めておきたいものですよね。
米国株のメリット
米国株の特長の一つとして、やはり市場そのものが強いことが挙げられますよね。NASDAQ100、S&P500、ダウ平均の代表的な3指数は強いです。投資信託やETFでパッシブ運用するなら、アメリカの指数でしょうね(もしくは全世界か)
指数が強いということは、それらを構成する個別銘柄も(傾向的には)強いということです。強い個別株を探しやすいというのも米国株のメリットでしょう。
米国株の話とは若干ズレますが、他にも米国市場では、米国以外の株も買えますね。TSMC(台湾)とか。日本の銘柄だとトヨタなども買うことができます。日本在住の日本人が米国市場で日本株を買うメリットは(多分)無いですが、中国や台湾・カナダの銘柄も扱っているのは良いですよね。
米国株のデメリット
一方でデメリットは何でしょうか。コストと為替リスクですね。日本の大手証券では、0.45%の手数料がかかります。加えて、円をドルに換える際にスプレッドが課されます。こうしたコストを考慮すると、例えば日本株と米国株で同じような銘柄があるとします。簡単にするために、配当も今までの値動きも今後予想される値動きもすべて同じであると仮定します。この場合、明らかに日本株を購入した方がよいことになりますね。
為替リスクは、円高や円安によるリスクです。例えば、米国株を購入し、10%上がったところで売却しました。しかし、その間に10%円高になりました。一見トントンに見えますが、この時点で既にマイナスです。
(購入時点)1ドル=100円→(売却時点)1ドル=90円
(購入時点)1株100ドル→(売却時点)1株110ドル
この場合、初期投資は10,000円になります。ですが、売却時点では
110×90=9,900円
になります。取引手数料とスプレッドを考慮に入れなくてもこの時点で1%のマイナスです。これに、取引手数料とスプレッドのコストが乗るので、2%台のマイナスには達しそうです。
これらコストと為替リスクが主なデメリットですが、加えてIRなど必要な情報が基本的に英語なことも、英語が読めない人にとっては致命的なデメリットではないでしょうか。
日本株のメリット/デメリット
日本株のメリットとデメリットは基本的に米国株のメリット/デメリットの裏返しですね。
日本株は、手数料が安い(場合によっては一切かからない)。(取引に関して)為替リスクがない。
デメリットは強い銘柄が少ないことですね。優良株はもちろんあるし、グロースなども存在しますが、米国みたいに溢れてるわけではないです。
おわりに
霧谷は3年ぐらい日本株投資のみを触ってきましたが、米国株にも手を出すようになりました。どちらにもメリットデメリットがあり、違った難しさがあります。そもそも、米国株か日本株かだけでなく、切り取り方を変えれば、短期/長期、バリュー/グロース、ファンダ/テクニカル、小型/大型などキリがありません。
こればかりは自分に合ったやり方で、じっくり向き合うしかないのでしょうね。