霧谷 海兎のキリトリセン

お金や投資を中心に、さまざまなことについての知識・経験・思考を共有していきます。

イナゴトレード

こんにちは、霧谷 海兎です。昨日Gmailに通知があったので、「もしやアドセンスの通過連絡か!」と思ったら、内定先からの連絡でした。しかも全然重要度の高くないやつ。僕の期待を返してください。

 

イナゴトレードとは

今回のテーマはイナゴトレードです。最近バフェットが日本の五大商社の株を買ったというニュースが大きく取り上げられましたね。それを受けて商社株を購入された方も多いのではないでしょうか。

 

こうした有名投資家やいわゆるインフルエンサーと呼ばれる人達の意見や行動を受けて自分の投資方針を決定することをイナゴトレードと言います。

 

イナゴトレードを実践する人は多くいます。最も多いのは、初心者が自分で意思決定できないから、投資で成功してそうな人の買ってる株や煽ってる株を買ったりですね。ただ、今回のバフェットが商社株買ったのに追随した人は、ある程度以上経験のある人も多いと思います。

 

何故人はイナゴトレードをしてしまうのか。言ってしまえば楽で安心だからですね。自分で売買に至るまでのロジックを組み立てる必要もなく、上手い(と思われる)人と同じ株式を持っているという安心感、これが人をイナゴトレードに向かわせるのでしょう。

 

イナゴトレードの是非

ここまでイナゴトレードについての説明を書いてきました。上の様子だと「じゃあ霧谷はイナゴトレード否定派か?」と思うかもしれませんが、僕はあくまで中立派です。理由は2つです。

 

1.投資の目的や方針は人によって違う

2.良いイナゴトレードもある(と僕は考える)

 

からです。1つ目は、簡単で「結局人それぞれじゃん」っていう考えによるものです。投資はしたいけどどうしても自分で考えられない・考えたくないといった人や有名人と同じ銘柄を持ちたいといった人はイナゴトレードしても構わないという考えです。あまり芳しい結果は得られないと思いますけれど。自己責任で個人の裁量で取引をやっている以上、目的や方針はそれぞれあって良くて、他人が横からとやかく言う必要はないと思っています。

 

2つ目は、自分で考えられる人はイナゴトレードしても構わないという考えです。一般にイナゴトレードをする人は自分の考えや決定に自信を持っていません。しかし、彼らは有名人のアウトプットのみを受けてトレードしているため、その後の戦略を立てられません。仮に持ち株が大きく下げた時、塩漬けにするかナンピンしてしまう方も多くいます。一方で、こういうイナゴトレードする人達の需要を見込んで買うという選択はありなのではないでしょうか。

 

例えば、インフルエンサーが煽っている株があって、徐々に上げ始めている。まだ初動の段階で、更なるイナゴトレーダーの流入が予想される。それを見込んで今仕込み、噴いた段階で即売ってしまうという戦略を立てる。

 

この場合は、同じイナゴトレードとは言ってもだいぶ毛色の違うものになってきますね。こういったトレードは僕は得意ではないのでしませんが、賢いイナゴになる戦略は十分に勝ちうると考えます。

 

結論としては、イナゴをするにせよしないにせよ、自分で考えを組み立てられる人間が勝ちうる(確率が高い)ということです。みなさんも、教祖に従って株を買ったものの、その後どうしたらいいか分からず狼狽してしまうイナゴにはならないようにしましょう(これは自戒でもあります)

 

規律を守った投資ライフを過ごしましょう!それでは!

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