霧谷 海兎のキリトリセン

お金や投資を中心に、さまざまなことについての知識・経験・思考を共有していきます。

「結局資産形成って何やるの?投資ってしなきゃ駄目?」

こんにちは、霧谷 海兎です。今回は資産形成についてのお話です。コロナの影響もあってか、最近友人から投資について教えてと言われることが多いです。ツイッターのFFの方は株式投資をやっている方が多いですし、僕自身も株がメインなのでやるのであればまず株を勧めたいところではあります。

 

しかし!一旦待ってほしい!目的は何なのか。それを考えないことには話は始まらない。

 

投資ってしなきゃ駄目?

投資家にあるまじき発言ですが、そもそも投資って必要なんですかね。何を目的にするんでしょうか?大抵の人は「お金を得るため、増やすため」と言うでしょう。ではなぜお金を得たいのでしょう。いつの時期にどのぐらいの金額が必要なのでしょう。例を2つ挙げます。

 

(1)年収1500万円得ている人がいる。彼は自分のお金が元本割れするリスクを絶対に冒したくない。もし投資なんてしたら精神的に参ってしまう。倹約家なので、引退するまでに2000万円の貯蓄があればそれでいい。

 

(2)年収150万円のフリーターがいる。彼はお金持ちになりたいが、生活費を払うとお金はほとんど残らない。

 

極端な2例を出しましたが、この2つの例では投資はしない方が賢明でしょう。2番目の例の場合「まずすべきことは投資ではない」というのが正確でしょうか。

 

資産形成のためのアプローチ

企業の利益は 売上-費用 で計算できます。これは家計に関しても同じです。収入-支出が手元に残るお金となります(話を簡単にするために税金も費用・支出に含みます)一旦投資のことを除いて考えると、手元に残るお金を増やすアプローチは2つあります。

 

1.収入を増やすこと

2.支出を減らすこと

 

です。会社員や公務員の場合、収入の種類も主に2つに分けられます。1つ目は本業の収入、2つ目は副業の収入です。支出に関しては、さまざまな面で削ることができるでしょう。家賃や光熱費などの固定費、交際費や遊興費などです。

 

支出を減らすことのメリットは、即効性があるところです。逆にデメリットとして、収入以上のお金を残すことはできないということです。仮に2つ目の例の彼は、仮に支出を年間100万円に抑えたとしても、残るのは50万円だけです。彼の場合すべきことは、就職して本業収入として今までより多く貰うか、副業を始めて副業収入を得ることでしょう。

 

一部の天才を除けば、元本が数十万や100万程度から大きく増やすことは難しいです。

手元資金が数十万ほどしかない人が(天才でない限り)それだけを元本に投資だけで億単位の金持ちになることは、夢見がちだと言わざるを得ません。

 

もちろん、投資について学んだり実践したりすることは素晴らしいことです。ですが、収入が少なく無駄な支出を垂れ流しているにも関わらず、投資という手段にばかり目が行ってしまうのは問題です。

 

資産形成は、収入を得ること・支出を減らすこと・投資 の総合力だと思います。まずは自分の目的や性質に合わせて、どこにどれほど力を割くか考えるべきでしょう。

 

具体的な投資商品や投資手法は、その先にある話だと思います。

 

 

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