霧谷 海兎のキリトリセン

お金や投資を中心に、さまざまなことについての知識・経験・思考を共有していきます。

ヤマト証券が現れた!④(完)

こんにちは、霧谷 海兎です。このシリーズは大体で①は1400字、②は3000字、③は6000字となっております。倍々で増えていっています。資産もこんな簡単に増えれば良いのにね!!!!!!!!

この傾向を見るに、今回の④は12000字を超える超大作になるでしょう。いつか文字数が無限になることを恐れて、今回僕は打ち切りを決意しました。嘘です。普通に書きたいことは大体書いたので、終わらせようと思っただけです。今回はたぶんそんな長くなりません。

 

恒例の前置きタイム!

アーリーリタイアって皆さん聞いたことありますよね?FIREとか言ったりもするみたいです。最近ツイッター見てて「FIRE目指して投資中!」とかよく見ます。僕も20歳なってすぐぐらいの時は、専業投資家になりたいなあとか、一度就職したとしてもアーリーリタイアしてあとはゆっくり自由に過ごしたいなあとか思っていました。けど、アーリーリタイアって僕が思いつく限りでも少なくとも3つぐらい壁があると思うんですよね。

(1)お金の問題

まず目に見えやすくて、一般に一番難しく見えるのはここじゃないですかね。40歳とかで会社辞めようとしても、資産が数千万ぐらいで、かつ退職後に大きく稼げる見込みがないような状況だと、金銭的にアーリーリタイアなんて無理ですよね。定年まで働いてないわけだから退職金も満額貰えるわけじゃないし。

 

(2)心理的ハードルの問題

2つ目はこれ。心理学だと現状維持バイアスとか言ったりしますけど、人間大きな変化はなかなか受け入れがたいもの。特に変化したあと、大きなリスクが訪れる可能性があるものだとなおさらでしょう。

 

(3)リアイア後の生活に向いてるか問題

ちょっとわかりにくいですけど3つ目がこれだと思います。僕はこれが原因で今はアーリーリタイアとか考えていません。要するに、リタイア生活が向いてるか向いていないかですね。皆さんも聞いたことありませんか?定年までバリバリ働いてた人が、仕事辞めた瞬間に急に老け込んでボケた、とかいう話。

別の例を出します。皆さんヒモになりたいと思ったことありますか?僕もありますが(!?)、今は全く思いません。ヒモになるのってめちゃくちゃ才能いると思うんですよね。ほら、ヒモを養う側の人って結構それを望んでたりするじゃないですか。だから、ヒモになる側はそういうロールを演じなきゃいけなかったりする。ヒモになる側は働いちゃいけないし、あまり他所にコミュニティとか持てないですよね。そして家でゴロゴロしてゲームだったりネットするか、パチンコとか、競馬とかの公営ギャンブルとかをやる日々になるわけです。そして、他人に養ってもらっているという無力感と罪悪感。。。想像するだけでも地獄です。こんな飼い猫みたいなロールができる人はヒモに向いていると思います。でもネコチャンにはなりたいかも。。。

アーリーリタイアも同じ、とは言えませんが、リタイアして積極的に何か本気でしたいことがあるとかじゃないと続かないんじゃないんでしょうか。たいていの場合、仕事しながらでも趣味とかはできるでしょうし。

 

まあこんな感じで主に3つ目の理由から、「向いてないんじゃねえかな」と思って、憧れなくなりました。結構コロコロ、コロコロコミックのように(?)考えが変わる人間なので、3年後ぐらいには「アーリーリタイアするわw」とか言ってるかもしれません。

インデックス型投資信託を売ってくれお姉さん!

さて、本編に移る前にここで登場人物のおさらい。

僕(霧谷 海兎)......東京都内の大学に通う4年生。大学の自販機で、ココアを買おうと押したらカフェオレが出てきた。以降、大学に行くたびに試みたが、何度やってもカフェオレが出てくるので、「カフェオレを押せばココアが出てくるのでは!?」と天才的な発想をし、無事カフェオレを出した。

祖母......今回投資を始めたい本人。孫にはめっぽう甘く、ニュージーランドに留学中の弟に「おばあちゃんの給付金10万円全部あんたにあげる」と言ったらしいが......?

弟......最近Youtubeを始めた。おばあちゃんから給付金あげると言われた際「ありがたいけど、兄ちゃんと5万ずつにして」と返したらしい。さすが僕の弟。感動した。ちなみに僕は5万円をもらえず、弟の口座に10万円振り込まれた。どうして......どうして......

お姉さん......ヤマト証券で営業として働く。歳は20代中盤。何故ヤマト証券なのかと聞いたら「営業がしたかったから」と答えた。僕が面接官だったら落としてる。

ジョージ・ソロス......伝説的な投資家。「イングランド銀行を潰した男」と呼ばれる。かっけえ。僕もこういう異名みたいなのほしい。ちなみにこの人も、バフェット爺と同様に本物語とは何も関係ない。

 

「どっちもあまり魅力的な投資商品とは思えませんね。ちなみにインデックス型の投資信託とかないんですか?」

僕が聞くとお姉さんはあると答えた。しかし

NASDAQレバレッジ2倍の投資信託なんですよね。最近規制が厳しくなって、おばあ様のご年齢では購入できないんです」

一般に、リスクが高い商品ほど手数料も高くなる傾向がある。国債等のローリスクローリターン商品は証券会社からしてもあまりお金にならない。それゆえ証券会社はリスクが高く、当たればリターンの大きいものを推奨する。しかし、それに引っかかって損をするお年寄りが近年問題視され、規制が厳しくなってきているようだ。

ちなみに、NASDAQに等倍で連動するような投資信託を、ヤマトでは扱っていることにあとで気づいた。もしかしたら、対面では扱っていないのかもしれないが、手数料が安いので意図的に紹介するのを避けたのかもしれない。。。それはお姉さんのみぞ知る。

ETFがあるじゃないか!!!!!

債券は無し。アクティブ投信は無理。ファンドラップは駄目。インデックス型は買えない。あーもうだめじゃん。。。

。。。。。。。。。。

ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

はっ、待てよ!まだだ!ETFだ、まだETFがある!

ETFとは上場型の投資信託のことで、株と同じように市場での売買が可能!インデックス型の投資信託を買えば良いんや!しかし日経平均は投資先としては微妙!買うなら全世界株式かアメリカ市場連動や!

VTIやVOOを買えば良いじゃないか!(何が何かは気になったら調べてください)年間のコストはかなり安いし、多少売買手数料がとられてもファンドラップよりはマシなはず!

「米国株の取引って手数料どれぐらいですか?」

「金額にもよりますが、買付/売却手数料がそれぞれ1.8%とかです。それに加えて※スプレッドが50銭です」

※スプレッド......外貨と交換する際にかかる手数料。例えばスプレッドが50銭で、現在1ドル=107円だとする。この際、円からドルに交換すると1ドル=107.5円のレートでの交換となる。

少し高いが、最初と最後にしか大きな手数料がかからないのは大きい。これだな。

と思い、祖母に説明した。

しかし、ETFというものがあまりピンと来ないらしい。

「難しいかもしれませんね。注文の際に、不正がないようにお電話で録音しながら注文するんです。ご本人様が商品を理解されていないと、受け付けられない可能性があります」

なんてこった。ETFもダメなのか。。。

決着!?GAFMA?っていうのください!

残った選択肢が個別株だった。だが日本株はなかなか難しい。というか祖母はすでに別の証券会社から日本の個別株を買い、無事値下がりしている。

個別株を買って何かあった時に、本人が即座に売りの判断を下すことができない。

だったらもうある程度長期で売らないことを前提とした銘柄を選ぶしかねえ。

アメリカの時価総額トップクラスの企業で成長を続けてる企業を買うしかない。①で述べた通り、アメリカの市場は昔から上げ下げを伴いながらも右肩上がり。今上昇を牽引しているのはGAFAマイクロソフト。これらの企業が今後も君臨しつづけるかは分からないけど、もうこれぐらいしか勧めるものがねえ。

こうして最終的な結論として、GAFMAのうち2つを選んで半分ずつ投資することを決めたのでした。

すると

「あ、この銘柄めちゃくちゃオススメですよ!うちで米国の個別株買いたいって方には、まずここをオススメしていますね!」

ってお姉さんに言われた。最初に言ってくれ。。。

こうして1ヶ月に渡る長い長い戦いに幕が下ろされた。

後日談

それから少し経って、祖母と会う機会がありこんなことを言われた。

「近所の人が資産運用したいって言ってたから、うちはヤマト証券さんに頼んでるって言ったのよ。1000万円ぐらい運用したいらしくて。で、〇〇さん(お姉さん)を紹介したのよ」

 

最後に一つだけ、確かに言えることがある。

営業ってすげえ......

 

おわり

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